夢幻回想
ここは、終わってしまった場所
人が造り出せるものはもうなにもない
時間が静止した空間
でも、こんな世界でも息づくものはいた
草と木と、微かな望みを持つ僕
僕は静かに歩く
吹き抜ける風を、体全部で受け止め、そして流していく
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